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伊勢志摩国立公園

伊勢志摩国立公園とは、三重県の志摩半島に位置する終戦後すぐに認定された国立公園です。伊勢神宮の宮林をはじめ、白瀧さんもこの伊勢志摩国立公園に含まれます。

環境省サイトより引用↓

伊勢志摩国立公園は昭和21年に戦後初の国立公園として指定されました。
三重県中央部の志摩半島一帯を区域とし、およそ東西50km、南北40kmにわたっています。沿岸部は典型的なリアス式海岸で英虞湾、五ヶ所湾などの深い入り江と大小多数の島々が繊細で優美な景観を見せています。これら自然景観に加え、真珠の養殖筏、サザエやアワビなどをとる海女の姿、伊勢神宮など悠久の歴史を有する人文的景観が彩りを添え、自然の造った美しさと、人間が創った歴史文化の融合した景観が本公園の特色となっています。



伊勢志摩国立公園には、全面積の96.1%が私有地という他の国立公園では見られない珍しい特徴があります。

その理由は、終戦直後に寺社の解体や、資源としての森林伐採、将来的な乱開発などが懸念されたときに、古くから信仰が浸透していたこの地方の人々の有志によって、神様がいらっしゃる地を守ろうと、さまざまな土地や自然環境の保全がなされたという背景があります。

たとえば真珠王として有名な御木本幸吉もそうした後援者の一人です。彼は真珠養殖で得た財の多くを、この地方の山林の環境保全に費やしました。
同じように白瀧さんもまた、地元船津町の人たちの有志によって継続した保全がなされたのです。

この地方に根付いているこうした信仰や神様との共存のあり方が、現在の伊勢志摩国立公園の基礎となっています。